はじめのころは、また沖縄の歌手か〜と思っていたんだけど、そう思ってしまったのは「もらい泣き」の「ええいやあ」というフレーズからだけではなくて、日本人にしてはちょっと癖のある発音からだったのかもしれません。なんというか、鼻声というか、鼻濁音っぽい音が多いんですよね、彼女。お父さんが台湾人らしい彼女の声は大変独特で、その壮大な歌いっぷりと相まってワナンドオンリーな雰囲気を醸し出しています。ライブにいったら泣けるかもしれない人ですねえ。映画を見る前からいいなあと思っていたのですが、映画を見たらすごくよかたので、これからもチェックしつづけようかと思います……。
『月天心』
コロムビアミュージックエンタテインメント、2002
デビュー曲でヒットした「もらい泣き」が収録されているファーストアルバム。編曲にいささかうるさいところがある。「あこるでぃおん」や「心変わり」「アリガ十々」などシンプルな楽曲に彼女のよさが出ていると思います。「望春風」は台湾民謡らしいです。
『一青想』
コロムビアミュージックエンタテインメント、2004
名曲「ハナミズキ」が収録されているセカンドアルバム。映画
「珈琲時光」 で歌っていた「interlude」も入っていてお得。映画ではじっくり聞けなかったのでアルバムで聞きたいですね。