Memorial de Isla Negra.
イズラ・ネグラの思いで (1963)
雨が生まれたところ Donde
nace la lluvia
内気 La
Timidez
わたしが存在し
またそうあり続けるだろうことが
わかるや否や生なるものへの恐れを抱き
見られないことを望み
わたしの存在を知られたくないと思った
わたしは痩せて青白くなり、不在がちになった
誰もわたしの声を聞かないようにとわたしは話そうと
しなかった 誰からも見られることのないようにと
わたしは目を上げなかった
歩きながら壁にぶつかった
すべり抜ける影のように
こわれた瓦、煙を
身にまとっていることができればいいんだが
そこで目に見えなくとも
遠くですべてに参加していられるように
春の律動につながれた
わたしの暗い独自性をたもつために
少女の顔は、オレンジの二半球みたいに
その日を二つに分ける笑いの
純粋な笑いの驚きで
わたしは別の通りに移った
生命と試みとに落ち着きをなくし
その冷たさを味わうことなく水に近く
その炎に口づけすることなく火に近く
高慢の仮面がわたしをおおっていた
わたしは槍のように細く横柄で
井戸の底の
傷ついた犬の泣き声のように
深く埋められた
わたしの嘆きを聴かず
(わたしが聴けなくしたのだ)
耳をかさなかった
迷宮のなかの月 La
luna en laberinto
冷酷な炎 El
fuego cruel
祖先を追う猟師 El
cazador de raices
致命的なソナタ Sonata
critica
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