(おまえが)
おまえが
言葉の影のなかで受け取った
すべての眠りの姿たち、結晶質の、
それに
ぼくはぼくの血を輸血する、
像の行たち、それらを
ぼくはかくまわなければならない
ぼくの認識がもっている
裂け目のある静脈の中に――
ぼくの悲しみが、ぼくに見えるが、
おまえに溢れ流れていく。
中村朝子訳
(ぼくの)
ぼくの
おまえに向かって曲げられた魂は
おまえが
雷雨となるのを聞く、
おまえの喉の窪みで学ぶのだ
ぼくの星は、どうやってくずれおちて
そして自分自身となるのかを、
ぼくはぼくの星を再び指で摘んで取り出す――
おいで、それと話しあってごらん
今日のうちに
中村朝子訳